診療コラム

【予防】歯と歯の間、きっとみんなは磨けてない〜フロス編〜

 

こんにちは!

たまプラーザのこうづま歯科医院です。

今日も元気よく、患者さまのお口の健康維持に努めています。

歯の予防といえば、

皆さんが普段行っている歯磨きが物凄く重要に

なってくるんですね。当たり前だよって感じですよね〜

皆さんは、歯磨きの時に何を意識して磨いてますか?

汚れって何ですか?

歯医者さんに行った時に『磨き残しがあります』と言われて、

それが何か知っていますか?

 

磨き残し=プラーク(たくさんの細菌が集まって作られたもの)

なんですね。

 

 プラークはむし歯や歯周病の原因です。

シンプルにプラークがつかない状態を維持すれば

むし歯、歯周病は予防できるはずなんです。

他にも歯並び、食生活、唾液の質など

さまざまな要因はありますが1番の原因はプラークです。

 

プラークは細菌の集合体が歯に強力に張り付いてるので、

歯磨きしてもまた数時間後には歯に付着してきます。

細菌が張り付くと言いましたが、これらはブラシなどで

こすり落とすことでしか除去することができません。

なのでマウスウォッシュなどのうがいでは除去できないんですね。

 

 

今回お伝えしたいことは、

歯磨きの時に歯ブラシだけではちゃんと磨けていない!

 

ということです。

 

 

2010年国民健康栄養調査によると、口腔清掃用具の使用状況として

歯ブラシは96%だが、歯間ブラシは20%、デンタルフロスは12%である。

通常使用する歯ブラシでは歯と歯の間のプラーク除去率は58%であり

除去するこが難しいために、この部分からむし歯、歯肉の炎症が生じ

歯周病へと移行することが多い。このことから歯間清掃用具の

デンタルフロス、歯間ブラシなどを使用する必要がある。

 

 

とのことなんです!ということは、歯ブラシだけして

『歯磨きできました!!』では不十分ということですね。

 

フロスは特別な清掃器具ではありませんよ。

1日に1回で十分です。

今日から夜の歯磨きに取り入れて

1みましょう!!

 

 

フロスのやり方

ホルダータイプ、糸巻きタイプどちらかを選択してください。

今回は皆さんが最初は苦戦する、糸巻きタイプの使い方を紹介します。

15〜20センチほど出してください

 

中指に巻きつけます

 

中指を折り曲げて、人差し指で1.5センチ幅で糸をピンと張ります。イメージは隣のホルダータイプフロスを指で再現する感じです

 

下の歯をするときはこう!

 

上の歯をするときはこうです!!

 

では、やってみましょう!

赤く染まっているのがプラークです

 

フロス挿入のポイントです。 ノコギリでギコギコするようにいれ、歯に添わせて。 そうじゃなきゃ意味がないです!

 

 

はい!綺麗にプラークが取れましたね。

 

 

今回はフロスでの口腔ケアについてお話しさせていただきました。

皆さんのお口の健康がいつまでも続きますように。

今後もサポートして参ります!

 

 

当院で取り扱っているフロスもご紹介します。

過去の記事を参照してください。

フロスの選び方