診療コラム

学ぶということについて

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2015年が始まり3週間、ようやく心身ともにエンジンが暖まってきました。

週末の講習会・セミナー・講演会通いが、今年もまた始まります。
昨年の春から始まった5D japanファンダメンタル歯内・修復コースも
この週末にいよいよ千秋楽を迎えます。

私たち医療人において「完璧」という言葉ほど、軽々と口に出せない習性があります。

医療である以上、完全を望みたい。
けれどもその完璧という言葉の持つ、
文字通り冷たく過酷な「壁」のようなものを越えることは
未だかつて、誰にもできていないことなのです。

私が「学びたい」と思う時
その瞬間は、自分に足りない部分を明白に見つけた時だと思います。

仲間の先生達の努力に触れた時や
自分の日常臨床において、葛藤が芽生えた時
あ…全然自分にはこれが足り無いなーと思うのです。

すると学びたい欲求が、真夏の入道雲のように
ムクムクと立ち上がってくるのです。

完璧な歯科医師にはなれません。

おそらく私は「スペシャリスト」にもなれないと思います。
「マルチプレイヤー」。。。うーんこれもちょっと違う気がします。

自分の凸凹に気がついては、その凹んだところをいつでも埋め続けていく
そしてようやく埋まったと思ったら、他の凹なところが気になっていく
未来永劫、終わる事のない欲求に苛まれる単純歯科医師。。。

そんなところかもしれませんね(笑)

さて今年も多くの学びを与えていただける諸先輩方
そして共に歩める仲間達

どうぞよろしくお願いいたします!

院長