【予防】歯科衛生士がメンテナンス時に診ているチェックポイント5選!!
こんにちは!
最近は暖かい日が続き、桜が満開を迎えました。
コロナの状況で引きこもりがちですが外に出歩きたくなる季節になってきましたね!
今回は、
歯科衛生士がメンテナンス時に診ている
チェックポイント5選!
をご紹介いたします。
そもそもメンテナンスと言うのは、
歯のクリーニングだけではない!ということです。
歯科でいうなら、
・患者様の普段のお口の清掃は十分なのか?
・自覚がある無し関係なく、お口のトラブルが起きていないか?
・今後考えられるトラブルの要因はないか?
・治療後の部位に問題は起きていないだろうか?
などです。残念ながら歯科治療に完治、永久的に歯の健康が維持されるということは
すごく稀なケースです。
しかし、良い状態を維持する方法があるとしたら、
歯科でのメンテンスを定期的に行い、起こりそうなトラブルに対して対処していけば
継続的に健康なお口環境を手に入れることが出来るかもしれません。
今回紹介することに当てはまれば全て悪いということではありません。
私たちが普段どんなことに注目しているかをお伝え出来ればと思います。
チェックポイント5選
1.磨き残しがないか?
2.歯ぐきの状態
3.むし歯の有無
4.歯に合っていない被せ物がないか?
5.噛み癖による、お口や顎のトラブルがないか?
1.磨き残しがないか?
お口の病気の原因といえば、歯垢(プラーク)です。人の口の中にはたくさんの細菌がいて、
食事をしたりすると必ず歯の表面にプラークが付着します。プラークが長ーく付着した
歯や歯ぐきの周りにはトラブルが起きます。
ついたプラークを増やすも、減らすのもやっぱり日々の歯磨き習慣が関係してくるんです。
磨き癖があって、うまく磨けてないところを診てもらいましょう。
2.歯ぐきの状態
むし歯の痛みを経験してる方であれば、急いで歯科医院に受診されたでしょう。
一方、歯ぐきのトラブルってあまり痛みを感じることってないんですよね。
「たまに、歯ぐきから血が出てるけどいつものことだから」
「最近、歯ぐきが下がってきたけど歳だからかなー」
と気にも留めなかったりしませんか?
実はそれが、歯周病だったり、歯ブラシの強い力による歯ぐき下りだったり(歯磨きだけが原因ではないが)します。
3.むし歯の有無
むし歯は必ず、削って治療しなくていいものもあります。進行度のCOとC1がそれにあたります。
メンテナンス時に気づいた際は、むし歯が進行してしまわないように
ケアの方法をお伝えしたり、そもそもむし歯にならないような生活とはどんなことかをお伝えしたりします。
むし歯治療したところを、再度むし歯にしないというのも大事なポイントです。
4.歯に合っていない被せ物がないか?
治療して長い年月が経ったもの、歯ぐきが下がってきたり、噛み癖による強い力で
治療した詰め物、被せ物が合わなくなることがあります。
会わなくなったところは、プラークの温床になります。
歯であればむし歯が気付かぬうちに進行するでしょう。
歯と歯ぐきの境目であれば歯周病の原因になります。放置しておくのはとても危険なんです!
5.噛み癖による、お口や顎のトラブルがないか?
下の写真の状態だからといって、トラブルのない方もたくさんいます。
しかし、これらの要因が原因で起きるトラブルもあります。
・知覚過敏症
・被せ物が取れやすい、不良な被せ物の原因になる
・むし歯、歯周病はないのにすごく歯が痛い
・歯周病を悪化させてしまう
・朝起きると顎がだるい、いつも顔のエラが張っていて疲れた感じがする
・顎が痛い、口が開きにくい
など、なんだかわからないけど調子が悪いという訴えがあります。
そもそも噛み癖があると自覚してる人の方が少ないでしょう。
むし歯?歯周病なの?と
思う方もいますが、噛み癖の習慣によりこれらのトラブルが起きることがあります。
まとめ
今回チェックポイント5選をあげました。メンテナンスが歯のクリーニング
だけではないということを多くの人にお伝え出来れば、
みなさんが歯科医院に足を運ぶきっかけになるのではないでしょうか?
メンテナンス時にこれらの項目を意識して
前回とどう変化しているのかを診ていくことが
大事だなと日々感じています。
今後は、内容を深堀したものをお届けしていく予定です!
こうづま歯科医院ではコロナ対策を引き続き行い、
歯科治療、歯のメンテナンスの両方にも力を入れ患者様の問題を一緒に解決してく努力をしています。