コラム

歯科治療中断による口内環境の悪化。

日本歯科医師会の調査では昨年歯科治療を中断した患者が約2割にのぼったそうです。

コロナの影響で生活の一部となっているマスクは口内トラブルの一因になっているそうです。長時間のマスク着用により口呼吸が習慣になると、口腔内は乾燥し、唾液の分泌量が減って自浄作用が失われてしまう。それにより口内環境が悪化し、歯のトラブルが進行してしまいます。

また自粛生活は虫歯と親和性が高く、テレビを見ながらお菓子などを食べ続けるといったことが頻繁に起きることで、口腔内が酸性に傾いて歯が溶けてしまうといったことがリスクとしてある。

一方、虫歯のように痛みの出にくい歯周病などはつい治療を後回しにしがちであるが、糖尿病や心疾患などの要因のひとつとして解明されているので注意が必要です。

やむを得ず治療を後回しにしていると大変な事態になりかねないので、緊急事態宣言が明けましたら検査、治療の再開をしていくことが望ましいと思います。